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ご報告

サバル森林保護地区

年間50ha植林

第1回植林(3.8ha/1500本)

(2010年5月15日〜5月24日)

2010年の今年は、平成22年度日本経団連自然保護基金の助成金を得る事が出来ましたので、かつてからの念願の「年間50ha」の植林に一歩近づく事が出来ました。サバル森林保護地区の近隣の先住民族に、定期的な植林の作業を行える事で、定期的な収入、そして、植林などの保全活動の啓蒙に繋がればと考えております。

まずは、4月15日にサラワク州森林局植林部に、平成22年度日本経団連自然保護基金の助成金獲得のご報告と、サバル森林保護地区の年間50haの植林正式な協力依頼を行い、体制や年度計画、及び、先住民族との交渉などを含めて、打ち合わせを致しました。

サラワク州森林局の植林部の現場の担当者である、Mr. Jonathan Lat氏と共に、サバル森林保護地区の近隣のイバン族の村、サバル・クルイン村に出向き、今まで協力頂いた先住民族を中心に、今年の年度計画の概要説明、及び、50haの年間計画を打ち合わせしました。やはり、先住民族の農耕の時期や、天候などは、先住民族の意見を参考にすることで、効率の良い植林活動が行える様に計画を立てました。お米を主食とするイバン族の人々にとって、農耕は、重要ですので、農耕の時期や、その他、祭事事などを、再確認をして、従来の生活に支障を来たさない様にしました。

6月1日は、イバン族の収穫祭となる関係で、その前には1回行いたいということと、また、今年は、例年に比べ、年間予定植林地の面積が増えたが、むやみに人数を増やすよりも、まずは、10日間10名でどの程度できるかを確認しようということで、第1回の植林に備えました。

50haの植林をする為には、20,000本の苗木を植えないといけません。第1回は、まず様子を見ようと、1500本を植える計画を立てました。

現地先住民族による植林準備と植林作業

植林地の最初は、このような藪です。左側の木は、そのまま残して、草等を伐って、ラインを作っていきます。

一息つきながら、今後の作業の展開を話し合います。

ラインを作っております。ライン沿いの棒が突き刺さっていますが、この場所が1本づつ木を植える場所になります。作業としては、藪を払っての整地、測量、及び、ライン作成、植林ポイントの目印をつけ、苗木運搬、植林、確認という一連の作業となります。

現場責任者のサラワク州森林局植林部のMr.Jonathan Lat氏が、ラインに沿って、確認をしていきます。5m間隔で植えていきます。

苗木の到着です。今回は、Shorea Macrophylla の種類を1500本用意した。この木の実からは、植物油が抽出でき、融点が高い事から、熱帯の暑い場所でも溶けない保存食として、代々使われていた。現在は、溶けにくいという効果を利用して、口紅の原料やチョコレートに混入されている。5年に1回しか、花を咲かせず、実をつけないが、一度実をつけると大量にならすので、その実が現金収入となり、又、自然林に戻すには、非常に効果的な種類である。

植えた苗木を確認していく、Mr. Jonathan Lat氏。

*****

今回は、1500本の植林の目標を立て、その後、収穫祭があることもあり、無理をせずに、ということで、余った時間は、下草刈りの維持活動を行いました。2009年の東京羽田ロータリークラブの2haの場所が、比較的開けている関係で、下草が一気に育ってましたので、まずは、このエリアの維持活動を行いました。今後も、目標予定を早く達成した時には、維持活動をしていきます。

2009年の東京羽田ロータリークラブの看板の周りの下草刈りで、看板設置場所は、影がないので、下草も伸びるのが早いので、適度に草刈りの必要があります。

2名1組になって、下草刈りを行います。

植林地内の下草刈りは、植えた木々を避けながら、草を刈って行きます。下草刈をやるかやらないかで、植えた木の生長にかなりの影響があります。

第1回植林

植林苗木数: 1500本

植林地面積: 3.8 ha 

樹種名: Shorea Macrophylla

現場監督: Mr. Jonathan Lat ( サラワク州森林局植林部職員)

先住民族:10名

Mr. Ekin Empati / Mr. Bagong Bundan / Mr. Anthony Nait / Mr. Jimmie Randi / Mr. Adrian Minggat / Mr. Luming Bawin / Mr. Peter Madil / Mr. Nyandang Wenesday / Mr. Baong Nyumbang / Mr Renggan Changu

NPO担当:酒井和枝 鍋嶋誠一朗

 

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