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ご報告

サバル森林保護地区

年間50ha植林

2012年度第4回植林(9.5 ha/3,820 本)

及び、立教大学観光学部植林(11月4日)

(2012年10月21日〜11月4日)

第3回の終了後、9月は、先住民族の人々は、陸稲の焼畑の田植えに専念してもらい、10月の初旬に1回、10月後半に1回と予定していましたが、9月〜10月初旬に掛けて、もう雨季に入ったかと思うほど、連日の雨のため、結果、10月の中旬に、田植えの作業が終了し、10月21日より、第4回の植林を開始する事が出来ました。焼畑で作られる陸稲のお米は、市内で売られる輸入米に比べるとそれは美味しいものです。この新米を食べると、長細いタイ米のイメージが変わると思います。当団体では、森林へのダメージを最小限に抑える為に、焼畑完全依存型の生活から、焼畑準依存型へ移行出来る様に、アグロフォレストリーの導入による現金収入の可能性を模索していますが、完全に無くす事は出来ない、これは一つの文化なのかもしれません。実際、彼らの焼畑になる場所は、彼らの農耕地と認識している場所を中心に行われ、原生林や古い二次林では、農耕は行っていません。

今回は、14日間の植林作業で、3,600本を目標に行いましたが、前回や前々回の様な急斜面もありませんでしたので、立教大学観光学部の1haを含め、計9.5haが達成できました。連日の雨の割には、効率よく作業が出来たと思います。

昨年の11月、今年の8月に引き続き第3回となる、立教大学の観光学部の学生のスタディ・ツアーは、ほとんどの作業を学生に体験して頂きたいことから、苗木運び、穴掘り、肥料、水やりを、各自20本づつ植林して頂きました。先住民族の人々は、通常の植林では、民族性もありますが、率先して手伝う習慣がある為、前回、前々回と、見守るだけというのが逆に大変そうでしたが、今回は、上手く、フォローをするだけに留まり、学生にとっても良い体験だったと思われます。

<現地先住民族による植林準備と植林作業>

  

先ずは、植林地の整地から。パラン(蛮刀)で、草を払っていきます。時には、倒木などがありますので、移動させます。

  

次に植林を植える場所を、縦横にそれぞれ、5m間隔に目印を付けていきます。最初の基点の場所は、装置を使い、列を作っていきます。

 

今回は、サバル森林保護地区にて育てている苗木では、足りませんでしたので、クチン郊外のセメンゴ森林保護地区より苗木を入手しました。

  

セメンゴ森林保護区に苗木を取りに行かなかった人々は、昨年の立教大学の植林地の維持活動を行いました。葉付きも良く、しっかり根付いていました。右側の写真の中央です。

  

さて、苗木が全て、植林地に運ばれました。これからが大変です。背負子に5〜7本づつ入れて、植える場所まで運んでいきます。今回は、3,820本でしたので、1名当たり、平均76往復です。今回はそんなに急斜面がありませんでしたが、それでも、遠い所で、片道500mはあります。

  

丁寧に苗を、背負子に入れて、運んでいきます。気の遠くなる様な作業です。

先住民族の手による、約8.5haの植込みの作業の4日間は、連日、終日の雨で、写真がありませんので、ご了承下さい。

  

さて、立教大学観光学部の2日前から、学生の植林用の約1ha分のライン作り。気軽なものです。大変な穴掘りや、苗木運搬も、全て、学生にやってもらいます。苗木は、各列の手前に20本づつ置いておくだけです。

<11月4日 立教大学観光学部の学生の皆様による植林>

当日は、クチン市内は、朝から大雨、現場より、現場も大雨との事。サバルでは午前中、説明会ですので、午後には雨が上がるのを祈るのみ。クチンより一路2時間で、サバル森林保護地区に到着した学生の皆様は、サラワク森林局の植林部副部長のMr. Johin Ak Ngayop 氏と、植林部の Mr. Jonathan Lat 氏、今回の植林の先住民族イバン族の人々の出迎えで、 先ずは、事務所にて、サラワク森林局の森林運営や植林活動に関する約1時間の説明会が行われました。

  

今回で3度目となる、Mr. Johin氏の説明会は、前々回、前回の学生からの質問などを考慮に入れて、商業伐採の歴史や法律、永続可能な森林運営の為の伐採システム、伐採の現状、それに変わる商業植林への展開など、サラワク州の森林運営の今を知る上では、非常に貴重なものだったと思われます。右側の写真は、伐採した木材を運ぶヘリコプターの写真です。林道などを使わない、環境に配慮した方法の一つです。

 

今回は初となりますが、マレーシアが専門の先生によるスピーチ。マレー語でスピーチをして頂きました。Mr. Johin氏の説明会の間も、途中途中、鋭いご質問を投げかけられ、今回の説明会の内容が内容だっただけに、より深い現状が分かったと思われます。

 

さて、祈りが伝わったのか、午後は、雨もやみ、植林です。今回植える樹種は、Dryobalanops beccarii です。

  

先ずは、サラワク州森林局のMr. Jonathan Lat氏による木の植え方の説明です。 右側の写真は、肥料の撒き方の説明をしています。緩効性の肥料ですが、直接、苗木にあてると、枯れてしまう事がありますので、要注意です。

 

緩効性の肥料の写真です。苗木を入れる前に、掘った穴の底に少し撒きます。その後、苗木を植えた後に、20cm位離した場所に、円を描くように撒きます。右側の写真は、これでも、肥料は多すぎる位です。 

  

さて、植林です。いきなり植えだす学生、苗木を所定の場所まで一旦運んだ後に植えていく学生、苗木を背負ったまま植えていく学生、それぞれです。

 

先生は、早速、穴を掘って、1本植えて様子見です。その後、全員の植林風景の写真を撮られて、継続されました。

  

学生の皆様も一斉にスタートです。穴を掘るのが、先ずは慣れるまでが大変です。

   

植え込んでいきます。皆、一生懸命、汗だくになって植えました。

  

肥料を撒いたり、苗木の上に土を被せて、丁寧に植えてくれました。この苗木の土が丁寧に被せられてないと、水が溜まって、根腐れのもとになります。

  

さて、手前の方は、1本づつ運んでも、大した距離ではありませんが、一番奥の20本目の場所は、100m先です。最初に、全部、一旦運んで、植込みの作業をした人もいましたが、大半の人は、途中から、運んだり、中には、背負いながら植え込み作業をしている人もいました。でも、やり方は人それぞれで良いと思います。保全活動を体験し、先住民族と触れ合い、この活動を通して、いろんな事を考え、それが将来に結びつけば、それに越した事は無いと思います。 

  

この植えた木は、5年後には、5m位になるでしょう。15年後には、15m位になり、直径も、人間の太腿より大きくなっている事でしょう。そして、30年後には、大木になって、野鳥や動物が集まる事でしょう。

日本とマレーシアの国旗に挟まれた、立教大学観光学部の植林(第3回)の看板。今日、植えた苗木は、皆さんの腰の高さもない低いもの。でも、来年の後輩、そして、再来年の後輩の方々が来る頃には、きっと、皆さんの背丈を超えている事でしょう。

 

次回の第5回は、12月に予定しています。雨季に入りますが、天候の様子を見ながら、6ha前後を目標に頑張りたいと思います。

2012年度 第4回植林

期間:2012年10月21日〜11月4日(14日間)

植林苗木数: 3,820本

植林地面積: 9.5ha (合計:37.30ha ) 

樹種名:Dryobalanops beccarii

現場監督: Mr. Jonathan Lat ( サラワク州森林局植林部職員) 

先住民族:10名

Mr. Ekin Empati / Mr. Bagong Bundan / Mr. Anthony Bundan / Mr. Jimmie Randi / Mr. Adrian Minggat / Mr. Luming Bawin / Mr. Winstin Ijau / Mr. Robert Judi / Mr. Baong Nyumbang / Mr Renggan Changu

NPO担当:酒井和枝 鍋嶋誠一朗

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