第10回 ご報告

2019年度 経団連自然保護基金 プロジェクト

コーヒー生産者組合構築

サバル地域へのコーヒー苗木運搬第3弾(2020年2月6日)

及び、コーヒー農園の状況確認 

 

バウにある苗木が大分成長しましたので、バウにある約450本を全て、サバル村へ運搬しました。これで、バウの苗木は全て終了し、全ての苗木がサバルに集結しました。2020年度は、サバルの苗木センターにて、チェリーからコーヒー豆(種)を取り、村人自身の手によって、コーヒーの苗木を作ります。

クチン近郊のバウの最後の苗木を苗木センターに並べていきます。

 

 

村人もCHANG氏も、100ポットほどの、子葉が出たものの、数か月たっても、子葉が枯れもせず、その状態が続くのが不思議で、つぶさに見て、データを取っています。

  

苗木がすべて、揃いました。合計2,350本の苗木をバウで作成し、サバルで育てました。目標の2500本には僅かに足りませんでしたが、何とか目標近くまで達成出来ました。既に、1200本を1月に植えましたので、残りの1,150本が苗木センターにありますが、その内の半分がいつでも植えれる状態で、残りが数か月後に植えれます。

 

その後、植林後1か月の状況と、CHANG氏と、残りの苗木を植える場所を確認に農園に行きました。苗木が定着しているので、CHANG氏も村人も安心しました。村人は、若干の葉の虫食いを心配していましたが、全体的には問題無いとの事。最近は、どこもかしこも、除草や虫除けのスプレーをしているので、有機栽培を実践する場合は困難ですので、検討の必要があります。

 

 

下記の写真は、さび病が発生した葉です。幸い、1本の苗木のみがこの状況でしたので、苗木より切り取りました。苗木自体の他の部分は問題なく、この3枚の葉だけの影響でした。村人にも、このような葉を発見したら、即座に除去するようにと指導しました。さび病の菌は、アルカリ性が苦手との事で、その近辺に石灰を巻いておくと、菌の拡散を予防できるようです。

 

現在の畑の少し奥にある場所で、残りの苗木を植える場所を確認しました。 

 

 

この後は、村人は、陸稲のお米の収穫の時期となりますので、3月中旬位まで忙しくなりますので、お米の収穫が終了した後、残りのコーヒーの苗木の植林をする予定です。 

 

2019年 経団連自然環保護基金 コーヒー生産者組合構築プロジェクト 実生育成作業

期間:2020年2月6日

場所:Taitong 村(BAU) から サバル地区へ運搬

本葉苗木:約2100個 (サバル地区)   **内1200個は植林済み、残り900個苗木

子葉苗木:約250個 (サバル地区) 

樹種名:: リベリカ種 ( Liberica )

責任者: Mr. Chang Jong Yiaw

NPO担当:鍋嶋 誠一朗 / Alex Then Yin Siong  

 

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