Borneo Rainforest(SARAWAK)
line decor
  HOME  ::  
line decor
   
 

ご報告

サンパディ森林保護地区のメインテナンス維持活動

(2009年8月12日〜8月21日)

 

2009年8月23日に予定されていました、大分県NPO「緑の大地の会」の植林が、新型インフルエンザの影響で中止になりましたが、当NPO「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」の2009年度の年度予算を利用し、サラワク州森林局の植林部のジョナトンさんを中心に、現地の先住民族の人々10名と共に、10日間を要して、1996年以来の全ての植林地の維持活動、下草刈りや肥料、整地作業などを行いました。

当植林地は、1996年大分県立三重農業高等学校の生徒18名(引率者3名)が植えた600本の木(Shorea Macrophylla )が最初でした。その時に、建てられた看板がこれです。その背後に整然と等間隔に並んでいる木が、当時植えた木です。13年も経つと、樹高は10mをゆうに超え、直径も15cm前後となり、樹冠は緑の葉で覆われるので、林床部(森の地面の近く)では、光が入ってこないので、藪や草が育たなく、ここまでくれば、自然に任せる事が出来ます。下草刈りの作業は必要ありませんが、生育を邪魔する「つる植物」や「着生植物」を除去したりする作業が必要です。

1996年の成長ぶりを見ると、いつも、10年で(長いと感じるか、短いと感じるかは別として)、これだけ育つ、自然の力を感じつつ、一方で、10年前に撒いた種(実際は苗木ですが)が、これまで成長した達成感に満足しています。

2004年の植林地は、まだまだ、これからです。下草刈りをきちんとしないと、負けてしまいます。

こちらは、少し開けた場所で、草刈り機を使用。基本的には手作業ですが、幾つかの広い場所では、使います。

植えた木の周りを丁寧に草刈りです。草の根を出来るだけ刈り取っておけば、植えた木に影響が少なくなります。

大雨で流された土壌部を戻しています。熱帯の雨は、時として、勢いがありすぎるので、若い木を、一気に倒しかねません。

植えた木も、場所や、大雨、乾燥、などによって、枯れるものもあります。新しい苗木に植え替えます。今回は、100本ほど植え替えました。

こちらは、植えなおした苗木です。少し見えにくいかもしれませんが、真ん中の低い木です。

肥料の入った麻袋です。

2004年度の植林場所にて、肥料を撒く場所に印をつけています。遠からず、近すぎず・・・・。

肥料を撒いてます。合計約6000本分を、1本1本、植えた木から、20cmほどのまわりに、撒いていきます。

1996年植林地から2008年植林地までの総面積約15haの維持活動が終了し、昨年(2008年)の看板の前で、協力して頂いた現地の先住民族の10名と記念撮影。本当にお疲れ様でした。今年(2009年)は、「緑の大地の会」の皆様が来られずに、残念で、少しばかり寂しい作業でしたが、来年(2010年)の植林を楽しみにしていると一同言っておりました。

 

 

<<<<<戻る

**植林活動をサポート頂ける自治体や団体を広く募集しております。どうぞお気兼ねなくお問合せ下さい。こちらへ>>

**「未来のために1本の木を」は、5000円/1口で、10本を代行で植林いたします。詳しくは、会員募集のページをご覧下さい。

**当団体では、会員や賛助会員を募集しております。詳しくは、会員募集のページをご覧下さい。

 

 

特定非営利活動法人(神奈川県指令N協第1047号)

事務所:神奈川県横浜市鶴見区馬場7丁目30番1-205号

現地事務所:Lot 2598, 2nd Floor, Wisma Sandhu, Green Road, 93150 Kuching, Sarawak, East Malaysia (Borneo)

 

 

?
 
 
    (C) 2007-2008 Borneo Rainforest (Sarawak)