第12回 ご報告

2019年度 経団連自然保護基金 プロジェクト

コーヒー生産者組合構築

コーヒー苗木の植林第2段(2020年7月15日~7月22日)  

 

 

2019年度のプロジェクトの予定では、2020年の3月中に植える予定の2家族の農園でしたが、3月後半に予定していた植林作業が、新型コロナの影響で、2020年3月18日より、マレーシア政府、サラワク州政府より、行動制限令(MCO)が発令されましたので、自治区間の移動が特別の許可が必要となり、その性質が不明慮ゆえの感染拡大の可能性がある事から延期とし、6月12日の行動制限令が緩和され、自治区間の移動が可能となりました。

 

今後の活動と効率を優先させて、順序が逆になりますが、2020年度のプロジェクトで、一番時間が掛かる、コーヒーチェリーの種子からの苗木作成を先に行いました。その後、7月前半の村人の陸稲用の焼畑の開拓の農作業の終了後、すぐに、2019年度の残りの2家族の土地で、コーヒーの植林を行いました。1家族600本づつ(合計1200本)植えました。Sabal Kruing 村の村人にとっては、今回で、2回目のコーヒーの木の植林、手際よく進めてくれました。この2箇所とも、もともと、陸稲の焼畑跡地でしたが、数年の時を経ているので、若干の灌木などが育っており、周辺の草で生い茂った場所を整地した上で、同様に、4m間隔で植えました。

 

コーヒーの苗木も幼樹の間は、光が当たり過ぎると立ち枯れを生じるため、多少の影が必要となりますが、今回の場所は、灌木で覆われているので、非常に良い環境かもしれません。が、コーヒーの木がある程度育ち大きくなり、自立できるようになった段階で、両脇の灌木や草をある程度処理しないといけなくなると思われます。

 

まずは、整地作業で、3日間かけて、2箇所の整地を行いました。

  

草やシダ類、灌木で覆われているので、予定の植林のラインに沿って、拓いていきます。

 

かなり多くなったシダ類もありますし、若干斜面になっているので、コーヒーが育てば、日当たりが非常によい農園になります。

 

 

苗木を苗木センターよりコーヒー農園となる植林場所へ運搬します。

  

苗木センターにスペースが出来ましたので、これは、2020年度の苗木作成の第2弾用として使えます。

 

まずは、苗木を1か所に纏めます。

 

その後、背負子に入れれるだけ入れて、分配しておきます。

 

予定より早く終わりましたので、この場所から一番遠いラインの所まで、苗木を運びながら、ラインの状態を確認していきます。 

 

 

コーヒーの苗木を4m 間隔の目印の場所まで運びます。

 

1回に、背負子に6~8本ほどですので、何度も往復しないといけません。

  

 

7月20日から3日かけて植えていきます。今回は、2箇所ですので、時間が掛かりますので、2名1組で3班に分かれ、穴掘りと植えるのを一気にやっていきます。

  

1月に植えたIkin氏の農園では、植えたコーヒーの木が順調ですが、問題がある苗木もいくつかありましたので、その反省点を踏まえて、新規農園の植林に臨みます。

  

木を植える事は、すごくなれてます。

 

 

植え終わった苗木、コーヒーの木は青々していますね。

 

 

Mr. Ragai氏(左)と、Mr. Nyandang氏(右)のそれぞれのコーヒー農園で集合写真。

 

 

<6月22日にポットに植えたコーヒー豆のその後-1か月後>

ポットに、チェリーから取った種子(コーヒー豆)を植えてから、1か月。

まだ、表面からは、何も見えないものや、やっと根をわずかに出した状態のものが大半です。

  

芽を出して、茎が出てきたものも若干ありました。

 

さらに、10苗ほどは、子葉が覗いているものもありました。

 

 

苗木の育成に関しては、果たして、これが順調か、どうか何とも言えないのですが、かなりの数が少なくとも根を出しているので、見守っていくしかありません。なお、想定では、2週間ほどで、根が出だし、1か月には、芽が出ている予定でしたが、かなり遅い気がしますので、1週間、酵素液につけてしまったのが、少し長すぎたかもしれませんので、第2回に予定している1500ほどの種子に関しては、酵素液につけるのは、3日間位にしてみようと思っております。

 

 

2019年 経団連自然環保護基金 コーヒー生産者組合構築プロジェクト コーヒー苗木の植林 第2弾

期間:2020年7月15日~7月22日

場所:Sabal Kruing村

苗木植林:苗木:1,200本

樹種名:: リベリカ種 ( Liberica )

責任者: Mr. Chang Jong Yiaw

NPO担当:鍋嶋 / Alex Then Yin Siong  

Sabal Kruing村

Mr. Ekin Empati (対象家族1代表者)/ Mr. Ragai Maju (対象家族2代表者)/ Mr.Bagon Bundan

Mr. Nyandang Wednesday (対象家族3代表者)/ Mr. Subong Buyong /Mr. Udat Rouis 

 

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