8回 ご報告

2020年度 経団連自然保護基金 プロジェクト

コーヒー生産者組合構築

20211月16日

コーヒー農園の維持活動

UNIMAS大学の土壌学の専門家による指導

 現状報告

 

 

2021年1月16日

現存の農園だけでなく、将来的な農園の運営の予備知識を村人に理解をして頂くために、UNIMAS大学の資源科学技術学部の土壌の専門家であるDr. Mohd Effendi Bin Wasli講師にサバル村に来ていただき、コーヒーの農園と苗木の土壌に関するご指導をして頂きました。

 

まずは、農園では、土壌の状態や維持方法、周辺の藪の処理や、苗木の状態の見分け方など、詳しくご指導頂きました。

 

土壌の状態などを詳しく分析していただき、場所によっては、多少肥料を要する所もあるので、適時に対応しながら、その見極めなどの知識を指導頂きましたが、村人は村人の長年の経験に基づく知識もあるので、科学的な視点と、経験に基づく伝統的な視点と協調して、今後の指針と出来ると良いと思います。

 

若干、成長速度が遅いものの、順調な成長をしているとのお言葉を頂きましたが、土壌の管理をよりよく、より頻繁に維持をしていけば、もっと成長もよりよくなり、ひいては、結実の状態もよりよくなることに繋がるとご教示いただきました。

 

植えたコーヒーの苗木の葉の裏柄。多少、虫に食われているようですが、大きな問題ではなく、有機栽培を目指しているのであれば、そのままにしておいても問題ないので、除虫剤などは使う必要は無いとの事でした。

同行して頂いた他の講師の方が、珍しいランを見つけられたそうです。

 

その後、サバル村の苗木センターの方に足を運んで頂き、苗木の状態を見て頂きました。特に、3月に植える予定の苗木の状態を見て頂き、順調に成長しており、管理の状態も非常によく、問題ないようですが、土壌的に、少し、深めに植えた方が良いのではというご意見を頂きました。

  

ただ、かなり成長が遅い苗木もあるので、つぶさに確認して頂きましたところ、光のバランス、陽当たりが良過ぎず、悪すぎずの、丁度良い状態の箇所の苗木は非常に生息が良いので、その光の状態に合わせるよう、覆ってるネットを増やして、影を増やしたり、その逆はしかりで、対応すると、苗木の生育に多大なる影響を及ぼすとの事で、早速対応しました。

 

若干、時間が掛かっている苗木の箇所、ここは少し明るすぎのようでしたので、ネットを追加して、やや暗めになるようにします。

 

村の苗畑センターの方では、3月の植えるタイミングには、1000本より、より多くの苗木が植えることが出来るよう適確な維持を続けたいと思います。

 

延長しているLong Lellang村への視察ですが、マレーシアの他の地域は感染数が増加傾向があるものの、サラワク州は感染者数は少ないのですが、今だ、奥地への航空便が不定期のため、航空会社より連絡を待っておりますが、3月位までには、実施しなくてはと思いながらやきもきしておりますが、こればかりは、それぞれの村、経由地、航空会社などなどの要素が関係しますので、一番良い状況の中で実施したいと考えています。

 

 

2020年 経団連自然環保護基金 コーヒー生産者組合構築プロジェクト 

コーヒー農園と苗畑センターでの栽培指導

期間:20211月16日

場所:サバル・クルイン村コーヒー農園と苗畑センター

指導者: Dr. Mohd Effendi Bin Wasli (UNIMAS大学)

責任者: Mr. Chang Jong Yiaw

サバル村::Mr. Ekin Empati / Mr Nyandang Wednesday / Mr. Ragai Maju / Mr. Bagong Bungan

 

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