ご報告

2021年度 経団連自然保護基金 プロジェクト

コーヒー生産者組合構築

2022121

コーヒー生豆センターにて、珈琲生豆精製作業(洗浄/選別/乾燥)

及び、

コーヒーの苗木作成(1/21日~24日/約600本)

 

プロジェクト開始の計画では、初年度(2019年)に自分たちの植えたコーヒーの木から果実を収穫し、そのコーヒーチェリー(果実)から珈琲の生豆の精製作業を学ぶ予定でしたが、予定よりコーヒーの木の成長が遅く、それが困難と判断しました。

 

この生豆精製作業のプロセスの一連は、この3年間の締めくくりとして、実現したい項目でしたが、コーヒーチェリーを入手する先として、いくつか候補がありましたが、1月にLONG LELLANG村への視察が実現可能で、熟した果実もたくさんあり、中でも品質には定評がありますので、SABAL村の村人の代表者が、元々予定していた視察・研修に加えて、存分に収穫の体験も出来るという事で、LONG LELLANG村での研修で収穫したコーヒーチェリー約40㎏をSABAL村に持ち帰り、一連の作業を開始いたしました。

 

9月に準備した各種設備を本格的に利用していきます。 

 

 

 

2022121日  Kpg. Sabal村にて、コーヒー生豆センターにて、珈琲生豆精製作業(洗浄/選別/乾燥)

洗浄用タンクに十分な水をため、そこに、コーヒーチェリーを流し込みます。

その後、下の方から何度かかき混ぜます。

 

水面に浮いたものは、珈琲豆となる種が無かったり、2個の所1個だけ、病害虫等の影響があるものですので、外していきます。

熟していない緑の実も外します。

 

外した分ですが、黒くなったものは、分かりやすいですが、外見、綺麗なものも浮いてくるものは、問題ありますので、外します。

 

一度、除外した後、もう一度、沈んだものをかき混ぜて、浮いてくるものが無いか確認します。

   

その後、水を流し込みながら、汚れや不純物を流し出します。

 

の位までなれば、乾燥台へ移します。

 

 

選別は、各行程の一つ一つで丁寧にしていかないと、出来上がった生豆の出来に影響を受けますので、今まで、各地で、何度も品質管理の基本として、選別作業の重要性を聞いてきましたので、この作業も、流し込んだ後、再度かき混ぜた後、洗浄する時、それぞれ、若すぎるチェリーや、良くないチェリーを取り除く作業を徹底しました。

ただ、黒ずんでいるチェリーでも、沈んでいるものは、生豆としては、問題ないようですので(各所の指導により)、外さない方向で進めます。

 

乾燥台へ

 

ザルで、水をきりながら、乾燥台へ移します。

 

あまり重すぎると乾燥台に、平たく広げられないので、少しづつ移動します。

 

その後、重なった箇所などは、均して、チェリーが重ならない状態にします。

が、移動させると、重なってしまうので、移動の際には、必ず、この均す作業が必要です。

 

今回の分量は、乾燥台は2台でと踏んでおりましたが、チェリーを一段に均すと、2台で収まり切れませんでしたので、追加でもう1台組み立てます。

計3台の乾燥台を利用します。

 

3台目も同様の作業をし、台の上のチェリーを均します。

   

整然と並んだコーヒ―チェリーです。この一つ一つの果実が黒くカチカチになるまで乾燥させます(約2~3週間)。

 

 

 

この日は、雨期にも関わらず、青空が広がっていましたので、早速乾燥させましょう。

 

移動すると、重なったりするので、均します。

この2~3週間で、カリカリの状態になれば、脱肉機で、生豆の精製が終了します。

 

ただ、最初の1週間は、直射だと、発酵が上手く進まないので、黒いネットで遮蔽します。

  

期待で胸を膨らませます。 

 

因みに、3日後に村より送られてきた、チェリーの状態です。若干、黒ずんできている感じがあります。

 

 

今回、Long Lellang 村より持ってきた、約40㎏のコーヒーチェリーの一部(300個ほど)は、新規苗木としてポット苗を作ります。

計600個ほどの苗木が出来る予定です。

 

村の女性の3名にまずは、実を潰して貰います。実自体がかなり固いので、多少強くたたいても、中の種(珈琲豆)は大丈夫です。

 

潰すだけの単純作業です。

 

まずは、潰したものすべてを、水に浸けて、数日置きます。そうすることで、植物自体にある酵素を種子に活性化させることが出来るそうです。

 

 

 

この後、3週間ほどで、乾燥が終了し、脱肉機で、生豆が完成し、自家焙煎をして、自分たちで精製したコーヒーを味合う姿を夢見て頑張ります。

 

 

 

2021年 経団連自然環保護基金 コーヒー生産者組合構築プロジェクト 生豆センターにてコーヒー生豆精製作業

期間:2022年121

場所:サバル・クルイン村

責任者: Mr. Chang Jong Yiaw

NPO担当:鍋嶋 / Alex Then Yin Siong  

Sabal Kruing 村

Mr. Ekin Empati (対象家族1代表者)/ Mr. Ragai Maju (対象家族2代表者)/ Mr. Nyandang Wednesday (対象家族3代表者)

Mr.Bagon Bundan (対象家族4代表者)/

 

苗木作成(2022年1月21日~24日)

対処家族の奥様3名

 

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